BABYMETALにたどり着くまでの5~6年のさまよえる音楽遍歴

さくら学院が誕生する前後、この5~6年間くらい前から現在のBABYMETALにはまるまで、自分がどんな音楽を聴いていたのか想い出してみた。

昔、自分が企業の社長にでもなったら、CMの曲を作ってもらおうと考えていたミュージシャンがいる。

故・加藤和彦

彼が自死したのが2009年。凄いショックだったし、未だ全部の曲を聴いていないことに悔恨の念に駆られ、買いあさった。(未だ揃ってないのだけどね…)

彼についてはいずれもっと詳しく書いてみたいと思っている。
https://www.youtube.com/watch?v=Yho8EutlqM8

その頃良く聴いていたのは東京事変椎名林檎はもちろんだけど、とにかく天才の集まりだなぁと思いながら聴いていた。ライブは行きたかったけれど、絶対にチケット取れないバンドと言われていたので、挑戦もしなかった。この頃、ライブから遠ざかりすぎていて、とても億劫だったのもある。
https://www.youtube.com/watch?v=lcz89e42XEM
(元祖旗使い)

Superflyも歌声の迫力に惚れ、1stを買った。発売直後で手に入らず、プレミア価格が上乗せされたヤフオクで落札したが、後悔はしなかった。結構満足して聴いていたな。
https://www.youtube.com/watch?v=Vn0fGgU5k4I

実は同時期にAKB48のPVデロも2枚買っている。
「逃がした魚たち」と「AKBがいっぱい」っていう初期のPVコレクションDVD。
頑張って下積みを経験し這い上がった感と、BABYMETAL同様に「成長過程」の面白さに反応したんだけどね。
PVが見たかっただけなので、初回限定版じゃ無い方を買った。
http://www.dailymotion.com/video/x1vzwzi

もちろん「はまる」までじゃなく、この位は知っててもおかしくないでしょうといったレベル(でも15人位メンバーの名前は覚えてたナ)。ライブに行きたいとは思わなかったし、前田敦子の卒業あたりから急速に興味もなくなった。
でもヘビーローテーションのアレンジがロックっぽくて結構好きだった。人前では凝視できないあのPVも「これ、いいのか?」と思いながら喜んで観てた。
https://www.youtube.com/watch?v=lkHlnWFnA0c

その後、ネット漁りでPerfumeがカバーした「ジェニーはご機嫌ななめ」を見たとき、あれ?オリジナルよりもいいかも~の深漁り。「take me take me」という曲のパフォーマンスで釘付けに(MIKIKO先生ドSすぎ & これを間違えずに踊れる三人はもっとすごい)。
http://youtu.be/IBsdjIzhpQ4

これはただのアイドルとはチト違うな~っと、チーム全体のアーティスト性に気付き、娘も興味を持っていたので、娘に代わって(と言い訳して)PTAに入り、ライブに2回程行った。ファンクラブに入るなんて、高校生の時の太田裕美さん以来35年ぶり。楽曲の面白さもあるけれど、ライブではエンターテイメント性、チームPerfumeの芸術性が存分に楽しめた。これはBABYMETALとはかなり異なるライブの参加意義。
MCもやたら長いし…。

この時、久々参加したライブに「やっぱり生はいいなぁ」って体が想い出した気がする。(スタレビはずっと変わらないので、別ね)
https://www.youtube.com/watch?v=s7jj4F0QlJE

きゃりーぱみゅぱみゅの最初のデロも買ってみた。これもやっぱりネットで見てて面白いと思ったし、Perfume同様芸術性に惹かれてのこと。
未だにファッションモンスターのPVは秀逸だなあと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=GivkxpAVVC4

ほぼそれらと前後した時期に買ってるCDとして、夏川りみさん、KIROROLiaさん、岡崎律子さんがいる。
これらは、何か癒やしを求めていたのだと思う。

基本的にヘタなボーカル(味気ないのもダメかな)は受け付けない。夏川りみさん、KIROROは聴いていてそのうまさが気持ち良く、美しいメロディーにひかれて買ったデロ。どちらかと言えばスタンダードの意味合いが強い。
https://www.youtube.com/watch?v=t5rM2d62trA

ちなみに夏川りみさんはどうしても「涙そうそう」を代表として沖縄のイメージが強いのだが、それ以外の曲を聴くとこの人以上に上手い、聴かせる歌手は居ないのじゃないかと思う。違う意味ですぅさんも凄いけど。
https://www.youtube.com/watch?v=w8guDK6QO3w

Liaさんや岡崎律子さんを知っているのはアニソンに詳しい人。ネットを漁っている時に偶然見つけたのだけど、Liaさんも夏川りみさん同様にメチャクチャ歌の上手な女性ボーカリスト。ライブの画像を見て最初口パクかと思った。ただ全盛期は過ぎていて、出会うのがチョット遅かったね。でもライブはかろうじて単独ではないけれど観ることができた。今も子育てしながら細々とだけどゲームソフトの歌をレコーディングしているみたい。
http://nicotter.net/watch/sm13594556

岡崎律子さんをネットで発見した時には不思議な感じだった。この人以上に癒やされる声を未だ知らないし、とにかく優しく撫でてくれるような声と自作の楽曲の数々。しかし彼女は私と同じ年生まれながらも45歳の若さで他界していた。自分の死期は知っていたらしいが、他言せず最後まで曲を作っていたと聞き、その時の彼女の感情はいかなるものだったのか、彼女の曲らしく穏やかなままその日を迎えたのか、考えさせられた。彼女の曲がもう増えることがないことを考えると本当にもったいない。
https://www.youtube.com/watch?v=Vh9rfYL0bd4

洋楽ではでは唯一ヘイリー・ウェステンラさんのCDだけ買ってる。(本当にこれだけ…)
関ジャニ8のカラオケ対決で、May Jと持ち歌で対戦し、負けていた。でも圧倒的に心に響いたのはヘイリー。もともとMay Jの歌い方(特に語尾につける「かっ!」が許せない)が嫌いなせいもあるけれど、やはり癒やし系で、曲の表現力は桁違いに思えた。彼女はケルティック・ウーマンとしても活躍しているけれど、ニュージーランドの人。日本語の歌もカバーしているけれど、ケルティック/ノルディック系の歌の方があっていると思う。とにかくバックに景色が見えてくる。
https://www.youtube.com/watch?v=c-LuchVEuvE

ってここまで読むと気付くだろうけど、結局特徴を持った女性ボーカル好きって事なんだよね。
だからBABYMETALは、はまるべくしてはまったと思ってる。
ももクロは見てみたけど、歌がお粗末すぎてとても受け付けませんでした。

BABYMETALは、海外で評判というのを聞いてネットで見てみようかと思っていた。しかし漁るのを忘れており、その後暫くして再び、ガガのサポートアクトを行ったという結果を聞いて、あ、見るの忘れてたと気づき、漁ったのが去年の11月。マリア像にナンダコレだった。
その頃のFacebookにヘビロテしている曲としてギミチョコを紹介している。

そして12月のNHKの特集をものすごく心待ちにしていた覚えがあり、その先はおきまりのコース。

あれ?このあたりどこかで書いたな。

BABYMETALの入口がアイドルなのかメタルなのか話題になるけれど、自分はどちらでもない気がする。間違いなく言えるのは、少なくともメタルではないって事だな。